この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第17章 Lesson KY
あれ?
何か変なこと、言ったかな?

珍しい反応を不思議そうに見ていると、カミジョウさんはふっと顔を綻ばせる。

「そっちにいったんだね……フッ、あははは! これは可愛いね。ヤナセ、目に入れても痛くないだろう」

「……へっ!?」

楽しそうに満面の笑顔で、いきなり爆弾発言をしてきた。

予想を斜めにいく展開に、言葉を失っていると――――

「クス……そうですね」

挙句ヤナセまで、躊躇することなくカミジョウさんの意見に賛同して、艶やかに微笑んでいる。

ちょちょちょっと、何事っ!?
それは一体、どういう意味ですか――――??

「えぇっ!? 目に入れたら痛いと思います!」

この状況の意図が読めなさ過ぎて焦った私は、思いっきり空気が読めていない反応をしてしまう。

はっ!
大ベテランの二人に対して、今のって凄く失礼だよね!?

途端、自分が恐ろしい発言をしたことに全身の血の気が一気に引きそうになった。

青褪めて呆然と口を開いていたら、カミジョウさんもヤナセも楽しそうに肩を揺らして笑っている。

「ははは! これは本当に掟が改正したら、皆んな競争になるかな。ヤナセ、しっかり守ってやらないとね」

「クスクス……そうですね。肝に命じておきます」

今だに空気が読めていない私の前で、ラブカルの最高峰の二人には、あれこれ言わなくてもツーカーで通じ合っている。

空気読めない――――
『KY』ってもう死語だっけ?

でもこの『KY』コンビに限っては――――

『空気を読める』なんだろうな。

そんなことをぼんやりと頭に浮かべながら、カリスマ講師の笑顔に 釣られて、一緒に微笑んでいる自分がいた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ