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第18章 I Lesson ５回目

ほのかに熱を帯びた違う肉棒が、割れ目に沿って泳いでくる。

指とはまた違った独特の感触に、肌の裏側をザワザワとした感覚が波のように打ちあがってきた。

「う……ぁ……」

まだ余波でしかない快感でも、下腹部は陽射しに照らされた浜辺のごとく熱くなる。

肉竿の先の丸みを溝にフィットさせ、滑り心地を楽しむかのように、コウセイは何度も往復させていた。

蜜のぬるぬるとした感触が、自分にも伝わってきて、凄く気持ちが良い――――

けど、アナルの近くまでそれが攻め込んでくると、快感の隙間に緊張が割り込んできてしまう。

色んな意味で、ドキドキする。

私の緊張とは裏腹に、コウセイの竿が動く度にピチャピチャと弾ける水音が、無邪気に部屋に響き渡っていた。

「はぁ……んっく……はっ、あぁ……」

嵩が増してきた混ざり合う感覚を喉の奥から吐き出していく。

「おっ！　琴ちゃん、いい声だね～」

「ど、ども……あっ！　んんっ！」

褒めてくれるコウセイに何とか答えてみるものの、内心気が気じゃない。

ツッコミはいいから、早く突っ込んで――――！！

余りのももどかしさに心の中で、キャンキャン吠えていた。

だけどチワワの叫びはコウセイには届かず――槍の先の鈴球は、花弁の上でクルクルと回って、華麗なワルツを踊る。

ちゅるんちゅるん――股間のルーレット。

さぁ狙うはどっちのアナか――――！！

身体の中のマーブル模様の風船が膨張して、弾けそうになった瞬間――――

「琴ちゃん、挿れるよう～」

コウセイルーレットの玉が、ようやく狙いを定めてきた。