この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第4章 Lesson 休憩室
数分後、紙コップを載せたトレーをナツが運んできてくれた。
「ありがとう~! ナツ!」
年下だと知っているのか、ジュリはもう親しげにナツに話しかけている。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます。頂きます」
カレンとサナもナツの屈託のない笑顔につられてるように、少し表情を和らげながら紙コップを受け取った。
久々のコーヒーかぁ。
でもラブカルの高級豆だし、ナツが淹れてくれたのだから味わって飲もう。
色んな意味でドキドキしながら差し出されたカップに手に取り、先ずは香りを嗅ごうと鼻を近付けると――――
「あれ……ナツこれって……」
カップの中には綺麗な紅色の液体が、照明の光を反射させて輝いていた。
ナツは白い歯が見えるくらいニカッと笑ってきて
「はい! 琴海さんは紅茶が良いっすよね!」
「あ……」
ナツはわざわざ私の分だけ紅茶を用意してくれたのだ。
「ありがとう……ナツ、ありがとう!」
余りの感動に涙が出そうだ。
目を潤ませている私にナツは照れ臭そうに笑っている。
その広い肩越しにコウセイとマサキが温かく見守るように微笑んで、コーヒーを堪能していた。
「あら、美味しい!」
『ナツスペシャル』を飲んだジュリの歓声が飛んでくると、一瞬ドヤ顔になるナツに笑ってしまいそうになる。
淹れてくれた紅茶を口に含みゆっくりと味わう。
「うん……美味しい」
ちゃんと私の好きなものが紅茶だと覚えていてくれたナツは、歴とした『ラブカル』の講師だと思った――――。
「ありがとう~! ナツ!」
年下だと知っているのか、ジュリはもう親しげにナツに話しかけている。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます。頂きます」
カレンとサナもナツの屈託のない笑顔につられてるように、少し表情を和らげながら紙コップを受け取った。
久々のコーヒーかぁ。
でもラブカルの高級豆だし、ナツが淹れてくれたのだから味わって飲もう。
色んな意味でドキドキしながら差し出されたカップに手に取り、先ずは香りを嗅ごうと鼻を近付けると――――
「あれ……ナツこれって……」
カップの中には綺麗な紅色の液体が、照明の光を反射させて輝いていた。
ナツは白い歯が見えるくらいニカッと笑ってきて
「はい! 琴海さんは紅茶が良いっすよね!」
「あ……」
ナツはわざわざ私の分だけ紅茶を用意してくれたのだ。
「ありがとう……ナツ、ありがとう!」
余りの感動に涙が出そうだ。
目を潤ませている私にナツは照れ臭そうに笑っている。
その広い肩越しにコウセイとマサキが温かく見守るように微笑んで、コーヒーを堪能していた。
「あら、美味しい!」
『ナツスペシャル』を飲んだジュリの歓声が飛んでくると、一瞬ドヤ顔になるナツに笑ってしまいそうになる。
淹れてくれた紅茶を口に含みゆっくりと味わう。
「うん……美味しい」
ちゃんと私の好きなものが紅茶だと覚えていてくれたナツは、歴とした『ラブカル』の講師だと思った――――。