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ラブカルチャースクール 3
第19章 Lesson 女子会
今はただ――――『ヤナセ組』が一致団結して、対抗組織に勝つこと!

其々の考えが違って当たり前だ。

でも重なる想いだってある――――。

「うん、サナの気持ちが聞けて良かった。私もヤナセに恩返しがしたいと思っているよ。レッスンも大変だけど、この任務も必ず全うしよう」

「あぁ……コトミ一人じゃ、心配だしな」

「えっ! それも理由?」

「う~ん。それが一番の理由かも」

「ははは! 何それ~」

四人中で一番年上なのに、一番年下のサナに心配されている私って~!?

かなり格好悪いけど、ちょっとこそばゆい。

それがサナの本当の理由かは分からないけど、同じ方向を見詰められるのは嬉しく思えた。

「あら奇遇ね。私もサナと同じよ。コトミ一人で、広いスクールをちょこまかさせていたら迷子になりそうじゃない」

「カレンまで~! 私ってそんなに信用ないかな?」

まさかのカレンまで、それが理由だと思わなかった。

流石に、ショックかもしれないんですけど~!

「信用ないんじゃなくて、ちっこいから目が離せないだけよ。気に掛けてあげてるんじゃないの、喜びなさいよ」

「ジュリまで……」

ここまでくると、ネタにされているだけな気がするけど――――。

「心配かけて、すみません」

一応輪の真ん中で、土下座をしておいてみる。

「もう~ホント! ホント!」

俯せて皆の顔は見えないけど、楽しいそうに笑うジュリの声が頭上に響いてきて、釣られて口元が綻んだ。

「さてと~宴もたけなわですが、お肌にも悪いので『女子会』はそろそろお開きにしましょうかね」

終始明るい声のまま、さっき言い掛けた言葉の続きでヨウコさんが上手く纏めてくれた。

片付けを始めながら、いそいそと残りの裂きイカを頬張ると、サナも手を伸ばしてきて口端に咥える。

互いに目が合い、口をモゴモゴさせている姿に自然と微笑んだ。

口の中に染み出してくるイカの旨味が、一段と美味しく思えた。

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