この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
「本日のレッスンは……前回少しご説明した通り、立ち合いの講師が入ります。立ち会う講師は……」

ネイビーカラーに同系色の無地柄ネクタイのシンプルコーデだが、それをまた凄くお洒落に着こなしているヤナセが、眩しい微笑みを振り撒きながらレッスンの説明をしている。

いつもならジュリが甘い声でちょくちょく余計な質問を入れる所だが、今日は珍しく大人しい。

組んだ手を顎の下に添えて、教壇の方に熱い視線は送っているのは相変わらずだけど――――。

ヤナセのことだからジュリの熱視線だけじゃなく、私たち全員の様子を把握しているだろうに、特に気にしている感じでもなく穏やかな声で話を続けていく――――。

「……マスターコースで担当になったことのある者なので皆さんも気負わず、レッスンに集中して下さい。……と言いましても、気になってしまうかもせれませんが」

そう言って苦笑いしつつ少し首を傾けてサラッと髪を揺らすヤナセから、否応なしにフェロモンが駄々洩れてきた。

はふんっ! ――――思わず、溜息が出そうになるのを堪える。

こんな人と毎日、至近距離で接していたら、頭の中がトロトロのシチューになっちゃいそうだ。

それでもジュリは『掟改正』をしたら、ヤナセに猛烈アタックをするのかな?

女子会のことを思い出し、チラッと横目でジュリを見ると、色っぽい口元が不敵な笑みを浮かべていた。

うわぁぁぁ!
これは明らかにハンターの口元!!

ちゃちゃも入れずに微笑んでいる辺りが、本気度が高いのを伺える。

ヤナセからの好感度が上がると言われて、隠密行動の協力を即答したジュリの『ヤナセ捕獲計画』は着実に始まっているのかもしれない――――。

舌なめずりする女豹姿のジュリが頭を過り、背中に寒気が走った。

凄く気になる所だが、今はこれから始まるレッスンに集中せねばだ。

またトラブルは起こして、ヤナセやカミジョウさんに迷惑を掛けるようなことをしたら、『隠密行動』どころじゃなくなってしまう――――。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ