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ラブカルチャースクール 3
第20章 I Lesson 6回目
余裕を漂わせるジュリの横で、全身の筋肉を緊張させて震えていた背筋を正す。

女豹にはなれないけど、チワワなりに頑張るぞ!!

「はいっ!」
「はぁ~い。頑張りま~す」
「はい」
「はい……」

優しいエールに気合いで答える私と、其々の決意を覗かせる仲間の返事に、ヤナセは艶っぽいヘーゼルの瞳を細めてジッと見詰め返してきた。

「皆さん……今日はまた、一段と意気込みが感じられますね」

美しい唇を花の蕾が咲くように綻ばせ、長い睫毛の奥の宝石が優しく煌めく――――。

まだレッスンが始まっていないのに、妙なホルモンが放出されそうだ。

愛する人がいても、この美しすぎるご主人様に何度も魂を吸い取られそうになる。

思わず両手で口と鼻を覆う私の横で、ラブパワーチャージされたらしいジュリから大量のハートが駄々洩れているのが見えた。

広げたまま指を組む手を私の倍はある豊満な胸元に添えたジュリは、ヤナセを真っすぐ凝視しながら、大きな目をパチパチと上下に激しくしばたたかせる。

「わたしヤナセさんのためにも、スクールのためにも色々と頑張ります!」

まるで舞台の上での台詞みたいに、情感と力を込めてアピールするジュリの行動力に釣られて、拍手してしまいそうだ。

「それは……凄く頼もしいですね。私も皆さんには、期待していますので」

そんな熱のこもったジュリの態度にも、涼し気に対応するヤナセは流石である。

ジュリが『女子会』での隠密行動に協力することを臭わせて言っていることをヤナセは、百も承知であろう。

その上で『頼もしい』『期待していますので』と言って貰えていることが、凄く嬉しく思えた。

そう思ったのは、きっと私だけじゃない――――。

「皆さん……くれぐれもご無理のないように」

最後にそう言ってレッスンに送り出してくれたヤナセに、自然とはにかむカレンとサナの姿があった――――。

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