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ラブカルチャースクール 3
第21章 Lesson 予感

「琴海さん……頑張られましたね」
立ち合いレッスンの報告が一通り終わると、目の前の美しき講師は宝石のように煌めく瞳を長いまつげで覆いながら、優しく微笑んだ。
あぁ――ヤナセ様ぁぁぁ――――。
講師になってからヤナセと接する時間が増えたにも拘わらず、この笑顔には毎回浄化される。
その上、ヤナセに淹れて貰ったキャラメルティーの余りの美味しさに、さっきまでのレッスンが嘘のようにさえ感じてしまう。
「ありがとうございます。無事に終えられたのも、立ち合い講師がいてくれたお陰です」
「クス……そうですか。それを聞いたらワタリも喜ぶかと」
「ワタリが、ですか?」
「はい……」
ワタリが喜ぶ姿なんて俄かには想像できないけど、そう言ってくれるヤナセの気遣いが胸に沁みる。
きっと誰よりも今回のレッスンを心配してくれていたのは、ヤナセだろう。
私が大好きなキャラメルティーまで、用意してくれていたんだ――――。
感涙で目が潤みそうなのを誤魔化すのに瞼を閉じて、紅茶を味わうふりをした。
「キャラメルティー……凄く美味しいです」
「お口に合って……良かったです」
ゆったりとした時間が、流れていく――――。
ヤナセが綺麗な指でタブレットを操作している間、口の中に広がるキャラメルのほろ苦い香ばしさを堪能する。
一仕事終えた後の一杯は、格別だな――――なんて、仕事帰りのサラリーマンみたいな気分になっているけど、常に忙しいヤナセは、ちゃんと休息を取れているのだろうか?
涼しげな顔で報告を確認しているヤナセの顔からは、微塵も疲労感など感じさせない。
それどころかヤナセの人生に『疲労』の文字など、存在していないに違いない!
だってこんなに優雅にサラッと揺らめく金糸のような前髪の間から、見つめてくるヘーゼルの瞳の美しいこと――――。
「琴海さん……」
「はいっ!」
ヤナセの顔を凝視していたくせに、不意に目が合うと過剰に反応してしまった。
立ち合いレッスンの報告が一通り終わると、目の前の美しき講師は宝石のように煌めく瞳を長いまつげで覆いながら、優しく微笑んだ。
あぁ――ヤナセ様ぁぁぁ――――。
講師になってからヤナセと接する時間が増えたにも拘わらず、この笑顔には毎回浄化される。
その上、ヤナセに淹れて貰ったキャラメルティーの余りの美味しさに、さっきまでのレッスンが嘘のようにさえ感じてしまう。
「ありがとうございます。無事に終えられたのも、立ち合い講師がいてくれたお陰です」
「クス……そうですか。それを聞いたらワタリも喜ぶかと」
「ワタリが、ですか?」
「はい……」
ワタリが喜ぶ姿なんて俄かには想像できないけど、そう言ってくれるヤナセの気遣いが胸に沁みる。
きっと誰よりも今回のレッスンを心配してくれていたのは、ヤナセだろう。
私が大好きなキャラメルティーまで、用意してくれていたんだ――――。
感涙で目が潤みそうなのを誤魔化すのに瞼を閉じて、紅茶を味わうふりをした。
「キャラメルティー……凄く美味しいです」
「お口に合って……良かったです」
ゆったりとした時間が、流れていく――――。
ヤナセが綺麗な指でタブレットを操作している間、口の中に広がるキャラメルのほろ苦い香ばしさを堪能する。
一仕事終えた後の一杯は、格別だな――――なんて、仕事帰りのサラリーマンみたいな気分になっているけど、常に忙しいヤナセは、ちゃんと休息を取れているのだろうか?
涼しげな顔で報告を確認しているヤナセの顔からは、微塵も疲労感など感じさせない。
それどころかヤナセの人生に『疲労』の文字など、存在していないに違いない!
だってこんなに優雅にサラッと揺らめく金糸のような前髪の間から、見つめてくるヘーゼルの瞳の美しいこと――――。
「琴海さん……」
「はいっ!」
ヤナセの顔を凝視していたくせに、不意に目が合うと過剰に反応してしまった。

