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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目

ベッドの傍までくると、ホズミ定番の人差し指立てをして、ぷくぷくの唇の端に当てながらぱっちんとウィンクをする。
「ポチ、今日はこれで十分だわ。時間が足りなかったのは心残りだけど、今は一つ一つ丁寧に身に着けていけば大丈夫よ」
「は……い」
ホズミの言葉は新人のクニミツにとって素敵な励ましだと思った――――けど、クニミツは何か言いたげだった。
多分、最後まで――――『挿入』まで至りたかったのだろう。
ホズミだってその気持ちを汲んだ上で『タイムアップ』という名目で終わらせたんだ。
私も正直、クニミツと気持ちは多分一緒だ。
時間だって、ギリギリまだ間に合うような気がするし――――。
「姉さん……まだちょっと時間があると思うから、出来る所までやってみるって無理かな?」
講師の中では優しい方のホズミだが、やはりラブカル四天王である。
そのホズミの決断に物申す訳だから、ちょっと大人しめにお伺いを立ててみた。
オッケーなら――――「もう仕方ないわね~チワワちゃんは~」と言ってくれると期待したのだが――――
「駄ぁ目ぇ~! 時間だけじゃないわ。ポチもチワワちゃんも、体力的にも限界だと思うわよ。レッスンは今日だけじゃないんだから、加減も必要でしょ」
「……そうだけど」
そっか――姉さんは『時間』を理由にして、私たちの『体力』を心配してくれたんだ。
ホズミの意図が分かってしまっただけに、これ以上我儘は言えない。
もう私は生徒じゃなく、講師なんだから――――。
軽く唇を噛んで逸る気持ちを一旦飲み込み、姿勢を正してホズミの方に改めて向き合う。
「はい……分かり……」
「お願いします! 続きをやらせて下さい!」
「ま……へ?」
私がホズミの指示に従おうとした矢先に、クニミツがまさかのレッスン断続を願い入れてきた。
「ポチ、今日はこれで十分だわ。時間が足りなかったのは心残りだけど、今は一つ一つ丁寧に身に着けていけば大丈夫よ」
「は……い」
ホズミの言葉は新人のクニミツにとって素敵な励ましだと思った――――けど、クニミツは何か言いたげだった。
多分、最後まで――――『挿入』まで至りたかったのだろう。
ホズミだってその気持ちを汲んだ上で『タイムアップ』という名目で終わらせたんだ。
私も正直、クニミツと気持ちは多分一緒だ。
時間だって、ギリギリまだ間に合うような気がするし――――。
「姉さん……まだちょっと時間があると思うから、出来る所までやってみるって無理かな?」
講師の中では優しい方のホズミだが、やはりラブカル四天王である。
そのホズミの決断に物申す訳だから、ちょっと大人しめにお伺いを立ててみた。
オッケーなら――――「もう仕方ないわね~チワワちゃんは~」と言ってくれると期待したのだが――――
「駄ぁ目ぇ~! 時間だけじゃないわ。ポチもチワワちゃんも、体力的にも限界だと思うわよ。レッスンは今日だけじゃないんだから、加減も必要でしょ」
「……そうだけど」
そっか――姉さんは『時間』を理由にして、私たちの『体力』を心配してくれたんだ。
ホズミの意図が分かってしまっただけに、これ以上我儘は言えない。
もう私は生徒じゃなく、講師なんだから――――。
軽く唇を噛んで逸る気持ちを一旦飲み込み、姿勢を正してホズミの方に改めて向き合う。
「はい……分かり……」
「お願いします! 続きをやらせて下さい!」
「ま……へ?」
私がホズミの指示に従おうとした矢先に、クニミツがまさかのレッスン断続を願い入れてきた。

