この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目
ベッドの傍までくると、ホズミ定番の人差し指立てをして、ぷくぷくの唇の端に当てながらぱっちんとウィンクをする。

「ポチ、今日はこれで十分だわ。時間が足りなかったのは心残りだけど、今は一つ一つ丁寧に身に着けていけば大丈夫よ」

「は……い」

ホズミの言葉は新人のクニミツにとって素敵な励ましだと思った――――けど、クニミツは何か言いたげだった。

多分、最後まで――――『挿入』まで至りたかったのだろう。

ホズミだってその気持ちを汲んだ上で『タイムアップ』という名目で終わらせたんだ。

私も正直、クニミツと気持ちは多分一緒だ。

時間だって、ギリギリまだ間に合うような気がするし――――。

「姉さん……まだちょっと時間があると思うから、出来る所までやってみるって無理かな?」

講師の中では優しい方のホズミだが、やはりラブカル四天王である。

そのホズミの決断に物申す訳だから、ちょっと大人しめにお伺いを立ててみた。

オッケーなら――――「もう仕方ないわね~チワワちゃんは~」と言ってくれると期待したのだが――――

「駄ぁ目ぇ~! 時間だけじゃないわ。ポチもチワワちゃんも、体力的にも限界だと思うわよ。レッスンは今日だけじゃないんだから、加減も必要でしょ」

「……そうだけど」

そっか――姉さんは『時間』を理由にして、私たちの『体力』を心配してくれたんだ。

ホズミの意図が分かってしまっただけに、これ以上我儘は言えない。

もう私は生徒じゃなく、講師なんだから――――。

軽く唇を噛んで逸る気持ちを一旦飲み込み、姿勢を正してホズミの方に改めて向き合う。

「はい……分かり……」

「お願いします! 続きをやらせて下さい!」

「ま……へ?」

私がホズミの指示に従おうとした矢先に、クニミツがまさかのレッスン断続を願い入れてきた。 

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ