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ラブカルチャースクール 3
第24章 I Lesson 8回目
「あははは! やばい、笑いが止まらない!」

「もう……やだなぁ、ふふふ。あははっ!」

未だかつてなく大笑いしているセイジに、自分も釣られて笑いが込み上がる。

「そんなに、笑わなくても! はははは!」

「だって琴海、明らかにおかしかったし! あははは、お腹痛い!」

それから暫く、私たちは心ゆくまで笑いあった。

不安になったり、怒ったり、泣いたり、笑ったり――――。

忙しないレッスンにしてしまったけど、最後はこうやって思いっきり笑いあえて良かった。

これからもずっとこんな風に、セイジと笑顔で居られますように――――。



どれくらい笑っただろうか、ようやく笑いが収まる頃には二人でお腹を押さえていた。

「笑い過ぎて、腹筋にキテるな」

「うん……私も痛いし、スイッチ入ったらまた笑っちゃいそう」

「俺も。琴海、もう変なことしないでよね」

「ちょっとセイジ、煽らないで……ぶふっ」

「ストップ! ストップ! 釣られちゃうから笑わないで! それと……」

セイジは今度こそすんなりティッシュを取って、私の頬と目元を拭い出す。

「セイジ……」

「笑い泣きでも、涙の痕を付けたままで行ったら、今度は俺がヤナセに説教されちゃうからさ」

ここで突然現れたヤナセの名前に、一気に現実に引き戻される。

「えぇぇぇっ! それは駄目!」

誰もがヤナセが怒ると怖いと言っているのに、セイジが説教を喰らう羽目になったら大変だ!

その一言に瞬く間に笑いと涙は止まり、愕然として直立不動で固まってしまうと、私の変わりようにセイジは顔を顰めて唇をちょっと曲げる。

「やっぱりヤナセには、敵わないな……」

私は真っ青になりながらも横でちょっと拗ねているセイジの姿が可愛くて、凄く愛しいと思ってしまった――――。


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