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第15章 蒼然暮色

そして今日もまた、二人は行為に勤しむ。


クチュ、と、凛の膣に麻耶の指先が挿入されると、そんな音がした。


それは回を重ねるごとに、凛の快感が増していることを表している。指一本なら、根元までぬるりと容易に挿入されるくらいに凛は濡れてしまっていた。


凛はだんだん、自分の身体でどこを触られると気持ちいいのかわかるようになった。


耳元に麻耶の唇が近づくと、それだけでじゅわっと身体から何かが溢れるような感覚さえ覚えた。


「あぁっ！」


凛のお臍の下______、最も敏感である繊細な芯を指先で撫でられると、凛の口からは驚きと歓喜が入り混じった声が出た。


そこに触れられると、凛はつま先がピンと伸びてしまう。それはほぼ無意識。本能とも言える仕草。


麻耶は凛の開かれた脚の間に移動し、チュ、とその芯を吸い、舐める。膣に挿入された麻耶の細長い中指は、巧みに凛の中を擦った。


麻耶に女の部分を刺激され、どんどん淫らになってゆく凛。


けれどこんな自身のことも、きっと麻耶は理解してくれている____


凛はそう思い、ただただその甘い刺激を味わった。















行為も一時間を過ぎたところで、麻耶は限界が来て凛の身体から目を逸らした。
何も知らない少女から、大人の女に変わってゆく凛の姿を見るのは、麻耶にとってはほぼ拷問に近いものがあった。


胸を露わに脚を広げ、あられもない声をあげる________


そんな女の姿を目の前に男の部分を抑えることは、並大抵のことではない。



「ちょっと休憩」


麻耶の指と唇により、紅潮してしまった肌の凛を抱きしめる。お疲れ、という意味も込めて。


高ぶる感情を抑えるために、麻耶は深呼吸を繰り返した。



「……ね、麻耶」

「ん？」

「なんか……太腿に当たってる」

「しょうがねーじゃん」

「なに？」

「なにって……」


言わせんなよ、と麻耶は凛の耳元で呟く。


吐息交じりの何とも色っぽいその声に、凛は再び股を濡らした。