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初花凛々
第17章 月代
麻耶は気を取り直して、凛の胸元の精子をティッシュで拭い取った。


「……擽ったいよ」


そのついでを装い、麻耶は凛の乳房を揉んだ。


凛は自分の胸の突起を改めて眺めた。


____いつもと違う


温泉の全身鏡で見たときよりも、硬く尖り赤みを増している凛の乳首


すると麻耶はそこを避けるかのように、凛の胸を弄んだ。


____ここに触ってよ____


まるでそう主張しているかのように、凛の胸の突起は硬く上を向いている。


麻耶はそれに気付き、焦らす。


「____舐めて」


凛は自ら差し出した。


その行為に麻耶はもちろん、凛自身も驚いた。


恥じらいを捨て快感を求める____


凛は駆け足で大人の階段を登っている。







「……んっ……」


ご要望通り、麻耶は凛の硬くなった乳首を舐めた。すると凛の口からは、甘いため息が漏れる。


「……濡れてんな」

「言わないで……」


麻耶が凛のショーツに手を伸ばすと、既に生地越しにわかるほどにそこは潤っていた。


「あ……」


ぬるりと指が挿入され、無意識に凛はその指をキュッと締める。


少し角度をつけ、擦り上げる。凛は膣から子宮にかけ、例えるならば桃色の戦慄が駆け巡った。


「痛くない?」

「うん……」


麻耶は凛を気遣い、指を挿入した際には必ず問う。


____もっと、もっと激しくして____


凛は心の中で、そっと麻耶に求めた。
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