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第25章 天つ乙女

挿入は無理。けれどもこの欲を止める方法がわからない。


凛は自ら尻を突き出し、ここをどうにかしてよと麻耶におねだりをした。


もう爆発寸前の麻耶のそこ。そして、ダムが決壊したように濡れ、凛はショーツとタイツの股の部分の色さえ変えてしまうほどだった。


麻耶はひと思いにタイツをずるりと剥いた。すると白桃が現れた。


「やっ、そこっ……」


ショーツもおろし、麻耶はその白桃を両脇へとグッと力を込め開いた。


凛のうっすらと生えた黒い毛は濡れ、それにより数本が固まりを成している。


じゅっ、じゅる


麻耶は桃の汁を吸った。


本当にこれは甘くて美味しい世界にひとつだけの果実だと思いながら。


大きく開かれたそれ。パックリと割れた真ん中には二つの穴。


普段はひっそりと姿を隠しているその場所を今、凛は、麻耶にこれでもかと見せつける。


凛は悲鳴にも似た声をあげた。


にゅるりと挿入されたのは麻耶の指。


指でこんなにも満たされ気持ち良いのだから、麻耶のいきり勃つそこを挿入されたらどんなに気持ちが良いのか____


想像だけで、凛は達しそうになる。


「あっ！」


麻耶は今日、後ろから凛の割れ目と棒を合わせた。凛の太ももを閉じさせて。


「やべ、イキそう」


麻耶は早々と、凛の背中へ白濁とした熱々の液体をぶちまける。


「やぁっ！」


そして間髪入れずに、凛の穴を指でかき混ぜた。


「あっ、あああっ！」


凛は絶頂が近い。今は臍下の突起には指一本触れていないのに。


「んっ、麻耶っ、麻耶ぁ！」


凛は名を叫び、達した。そう、膣のみで。


処女なのに。まだ男のもので貫通していないのに。凛はアッサリとその場所での快感を得た。


麻耶は今日も、あっという間に果ててしまったことに項垂れてしまっている。


ため息まじりに、凛の背中と、濡れた割れ目を拭いた。




行為を終え、二人は布団に潜った。


「あったかい〜」


凛は麻耶に抱きついた。こうしていると、耳に麻耶の鼓動が届いてとても気持ちがいいのだ。


二人は目があうたびに、口付けを交わした。


唇を合わせただけの優しいものから、舌を絡める濃厚なものまで、様々だ。


どこまでが自分で、どこからが相手なのか。


わからなくなるほどに二人は強く、抱きしめあいながら。