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初花凛々
第7章 風薫る
窓から差し込む月明かり。


少しつりあがった須田の目と、小動物のようにくるくるとした凛の目が合う。


凛の肩に乗せられた須田の手に、グッと力が込められる。


そのまま、須田は胸元に凛を抱き寄せた。


須田の胸にスッポリと収まった凛。


すると、須田はその手を


そっと、凛の耳に乗せた。


……とくん、とくん。


もう、凛の耳には、須田の胸の鼓動だけしか聞こえない。


衣が擦れる音も、粘膜から奏でられる水音も_____


凛の耳には、届かない。









凛は、そっと目を閉じた。


瞼の裏に浮かぶのは、夏風に揺られる木々の緑と、青い空。







以前、初めて須田と銭湯で会った時に香った男の香り。


フェロモン、と呼ばれるそれは


男の胸のみぞおち付近から香っているということ。


夏の夜の新発見だと、凛は思った。






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