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妖精王は軍人に奪われる
第3章 淫らに鳴けば
じっと、奥に炎が揺らめいてるような
妖しい眼差しを向けられてアイリスは
戸惑った
(どうしてここに…)
アイリスの疑問を察したのか、メアは
答える
「明日からは…と、言ったはずだ」
微笑んでるような、妖しい色気を
放つ笑みにアイリスは胸を高鳴らせ
少し眼を伏せた
「だが、その前に…その羽は消せないか?」
そう言われ、アイリスは背中の羽を
霧散させる すると、漂う花の香りが
より一層深みを増した
「これで、よろしいでしょうか…」
「ああ…十分だ 抱くぞ」
言われると同時にまた覆い被さられ
閉じた口に唇が重ねられる
(ー…!)
驚愕に目を見開くと、唇を割って
蠢くモノが口腔に侵入する
それがメアの舌だと理解するのに数秒かかった