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妖精王は軍人に奪われる
第3章 淫らに鳴けば




「ーーく…ハァ…」


メアは鎮まった自身の欲望をアイリスの
中から引きずり出した


アイリスの愛液と自らが放った精で
濡れたそれを布で拭き取り、気を失っている
目の前の妖精の秘部も同じように清める



繊細な皮膚を傷めぬよう丁寧に拭き取り
アイリスを眺めるその瞳に既に熱はなく
そのまま軽めに衣服を整えると、
気を失っているアイリスを撫で始める



『どうしてーどうして似ているんだ…』


情事で乱れたアイリスの髪を指で
くるくると弄ぶと前髪を撫でる


一見愛情の籠もった行動に見えるが
メアの心の中にはアイリスと瓜二つの
女性の姿があった


『こうやって撫でたらあいつは、
嬉しそうにー』


「ふにゅ…ふふ」


すると、アイリスはすりすりと撫でる
手に頬ずりして顔を綻ばせる


「……!」






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