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サイドストーリー5
第17章 横浜ホールディング②
②
会議のために横浜本社にきて
エントランスを抜けたときに秘書課の武田さんに声をかけられた。
真樹のようなかわいらしい感じではないが、彼女も美人だ。
同期の森川の奥さんだということは会社では秘密になっている。
「金子さん、今日の会議の件なんだけど」
一通り、打ち合わせは終わっていて最終的な人数など細かい確認だった。
「わかったわ。そのように手配します」
そう言った武田さんは、俺らから見たら
仕事ができる秘書課の総合職ではピカイチにきれいでカッコいい年上の女性だ。
そんな彼女と入社したての森川が結婚していると聞かされたときは驚いた。
「何か?」
じっと見つめる俺に、きれいな顔で笑った。
「いえ。森川と上手くいってるんですか?」
会議のために横浜本社にきて
エントランスを抜けたときに秘書課の武田さんに声をかけられた。
真樹のようなかわいらしい感じではないが、彼女も美人だ。
同期の森川の奥さんだということは会社では秘密になっている。
「金子さん、今日の会議の件なんだけど」
一通り、打ち合わせは終わっていて最終的な人数など細かい確認だった。
「わかったわ。そのように手配します」
そう言った武田さんは、俺らから見たら
仕事ができる秘書課の総合職ではピカイチにきれいでカッコいい年上の女性だ。
そんな彼女と入社したての森川が結婚していると聞かされたときは驚いた。
「何か?」
じっと見つめる俺に、きれいな顔で笑った。
「いえ。森川と上手くいってるんですか?」