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はじめの一歩
第1章 Butterfly
彼女の指輪のサイズは、手の大きさ、指の流さの比率から見て多分7号くらい。
触ればもっとはっきりするが、まだ手を握る機会がなかった。
ま、サイズが合わなければ後で調整すれば済む話だし、大幅なズレがなければそれで良しということにしよう。
自社ブランドのエンゲージリングを手配する。
ここはベタに、ダイヤが無難だろう。
かと言ってストレートに指輪を渡してプロポーズしても、多分受け取っては貰えまい。
彼女の性格からすると、他の人間の目がある店で開けさせてはダメだ。
家に帰って、一人になってから開けて気付くのがベスト。
できるだけ興味を引かない外観で、家に帰ったら捨てる前に一応開けてみようか、というのが良いんだけど。
そこで食べ物に忍ばせることにした。
ホワイトデーだし、クッキーくらいが手頃だろう。
触ればもっとはっきりするが、まだ手を握る機会がなかった。
ま、サイズが合わなければ後で調整すれば済む話だし、大幅なズレがなければそれで良しということにしよう。
自社ブランドのエンゲージリングを手配する。
ここはベタに、ダイヤが無難だろう。
かと言ってストレートに指輪を渡してプロポーズしても、多分受け取っては貰えまい。
彼女の性格からすると、他の人間の目がある店で開けさせてはダメだ。
家に帰って、一人になってから開けて気付くのがベスト。
できるだけ興味を引かない外観で、家に帰ったら捨てる前に一応開けてみようか、というのが良いんだけど。
そこで食べ物に忍ばせることにした。
ホワイトデーだし、クッキーくらいが手頃だろう。