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はじめの一歩
第5章 Piece of memory ー記憶の欠片ー
幸村くんもスウェットを脱ぎ、逞しい男のヒトの身体が、薄暗い室内に浮かび上がる。ベッドに仰向けに横たわった私を、膝立ちの状態で見下ろしながら。
躊躇したような困ったような顔をする。
「…どうしたの?」
「…ごめん…ゴム…ない…」
…そんなことだろうと思った。
胸を腕で隠すように起き上がり、借りてたフリースを拾う。
ポケットから小さな箱を取り出した。
「ハイ」
「あれ?いつの間に買ったの?…コレも、スーパーで?」
私はコクリと頷く。
「化粧品と一緒にね。ないと困るのは私だから。用意してくれてたら出さなくても良いかなと思って黙ってたけど…」
「…ありがと…その、何から何まで…」
「言ったでしょ?不測の事態には備えるって。いつも持ち歩いてるわけじゃないから、次からはちゃんと準備してね?結婚するまでは、ナシではしないからね?」
「…はぃ…」
幸村くんは気まずそうに頷く。
あれ、もしかして下もしょげちゃったかしら…と少し心配したけど、すぐに箱を開けて一個取り出す。残りをベッドボードに起き、個装袋を握って…気を取り直して。
という感じで、愛撫が再開された…
躊躇したような困ったような顔をする。
「…どうしたの?」
「…ごめん…ゴム…ない…」
…そんなことだろうと思った。
胸を腕で隠すように起き上がり、借りてたフリースを拾う。
ポケットから小さな箱を取り出した。
「ハイ」
「あれ?いつの間に買ったの?…コレも、スーパーで?」
私はコクリと頷く。
「化粧品と一緒にね。ないと困るのは私だから。用意してくれてたら出さなくても良いかなと思って黙ってたけど…」
「…ありがと…その、何から何まで…」
「言ったでしょ?不測の事態には備えるって。いつも持ち歩いてるわけじゃないから、次からはちゃんと準備してね?結婚するまでは、ナシではしないからね?」
「…はぃ…」
幸村くんは気まずそうに頷く。
あれ、もしかして下もしょげちゃったかしら…と少し心配したけど、すぐに箱を開けて一個取り出す。残りをベッドボードに起き、個装袋を握って…気を取り直して。
という感じで、愛撫が再開された…