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はじめの一歩
第5章 Piece of memory ー記憶の欠片ー
シンとした寝室に入り、2人でベッドに入る。
私は、ブラウスとニットの重ね着だったのだけど、お風呂上がりに幸村くんのフリースを借りてて。
中はブラの上にキャミソール1枚。
フリースのファスナーを下げて、スルリと脱がされ。
お風呂で温まって、この後の期待に火照った身体に、ひやりとした空気が心地いい。


キャミソールを脱ぐと。

「キレイ…瞳さん…」

幸村くんの指先が、ブラの縁のレースをたどたどしくなぞる。

かと思ったら、急にブラのホックを外され、大胆に胸を揉みしだかれて、乳首もきゅっと摘まれる。

「んッ‼︎」

キスが唇から首筋、耳元に滑り、片手は背中を撫でられて。
くすぐったいんだけど、やめてほしくない。
そのままベッドにぽすん、と倒れ込む。

首筋を舐められて。
舌が胸元に滑っていく。
ちゅう、と乳首に吸い付かれて、電気が走るような刺激に、思わず顔を背けた。



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