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はじめの一歩
第6章 Piece of memory Ⅱ ー記憶の欠片 ー
朝、7時58分。
偶に、乗るバス。
いつも乗るわけじゃないのは、普段は自転車で通勤してるから。
そもそも実家が西宮で、会社は大阪市内だから、十分通勤圏内で。
だけど実家は最寄駅から歩くと30分はかかる。基本車が必要な住宅街だから、通勤にはバスも使う。そして、バスは電車より終わるのが早い。
仕事が不規則で、終電まで会社にいることはなくても、今から電車乗っても終バスには間に合わないなぁ、ということは多々ある。
会社に申請すれば、パークアンドライド(最寄駅まで自家用車使用)という方法もありなんだろうけど、支給される交通費も上限があるから、駐車場代と電車の定期代まではギリギリ出たとしても、ガソリン代なんかの諸々の経費は勿論出ない。
その上俺は車持ってなくて。今から車を買って、最寄駅までの足に使う、というのもちょっと現実的ではない。実家にはガレージスペースが1台分しかないし、そこには、父親の車が収まってて、新たな車を入れるスペースがない。だから、車を持つと近辺の駐車場も契約しないといけなくなる。
偶に、乗るバス。
いつも乗るわけじゃないのは、普段は自転車で通勤してるから。
そもそも実家が西宮で、会社は大阪市内だから、十分通勤圏内で。
だけど実家は最寄駅から歩くと30分はかかる。基本車が必要な住宅街だから、通勤にはバスも使う。そして、バスは電車より終わるのが早い。
仕事が不規則で、終電まで会社にいることはなくても、今から電車乗っても終バスには間に合わないなぁ、ということは多々ある。
会社に申請すれば、パークアンドライド(最寄駅まで自家用車使用)という方法もありなんだろうけど、支給される交通費も上限があるから、駐車場代と電車の定期代まではギリギリ出たとしても、ガソリン代なんかの諸々の経費は勿論出ない。
その上俺は車持ってなくて。今から車を買って、最寄駅までの足に使う、というのもちょっと現実的ではない。実家にはガレージスペースが1台分しかないし、そこには、父親の車が収まってて、新たな車を入れるスペースがない。だから、車を持つと近辺の駐車場も契約しないといけなくなる。