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はじめの一歩
第6章 Piece of memory Ⅱ ー記憶の欠片 ー
3月、清美ちゃんが高校を卒業して。
それに先駆けて、卒業祝いに、俺は、兼ねてからの計画を話す。
「北海道…?」
「うん。2人で行こう。まだきっと寒いけど。できるだけ早いうちに、清美ちゃんのお母さんに挨拶しないとね。…その、行く行くは結婚、する、わけ、だから。」
「昌幸さん…」
お母さんの実家は富良野のあたりだと言ってたから、新千歳から富良野まで、3月いっぱいはスキーバスという直行便が出てるみたいだからそれを利用して。
そこからはレンタカーで、清美ちゃんの記憶を頼りに行ってみることにした。
せっかく北海道まで行くのに、お墓まいりだけしてトンボ帰りじゃ味気ない。でも年度末で仕事もそんなに休めないし、4月に入るともっと忙しくなるから、金曜に有休を取って、2泊3日の旅行をすることにして、仕事を段取り、宿やチケットの手配をした。
それに先駆けて、卒業祝いに、俺は、兼ねてからの計画を話す。
「北海道…?」
「うん。2人で行こう。まだきっと寒いけど。できるだけ早いうちに、清美ちゃんのお母さんに挨拶しないとね。…その、行く行くは結婚、する、わけ、だから。」
「昌幸さん…」
お母さんの実家は富良野のあたりだと言ってたから、新千歳から富良野まで、3月いっぱいはスキーバスという直行便が出てるみたいだからそれを利用して。
そこからはレンタカーで、清美ちゃんの記憶を頼りに行ってみることにした。
せっかく北海道まで行くのに、お墓まいりだけしてトンボ帰りじゃ味気ない。でも年度末で仕事もそんなに休めないし、4月に入るともっと忙しくなるから、金曜に有休を取って、2泊3日の旅行をすることにして、仕事を段取り、宿やチケットの手配をした。