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はじめの一歩
第1章 Butterfly
翌日は土曜日で、土日は、店が休みだった。
週末、まんじりともせず過ごす。
彼女は家で箱を開けただろうか。
開けもせずにゴミ箱行きになっていたら居た堪れないな…と思いながら、月曜日、気になって店に行く。
いつも通り、彼女を指名して待った。
いつもの営業スマイルからは、結果を伺うことが出来ない。
さすがプロだ。
一方僕はもう胃が痛くてしょうがない。
僕はギャンブラーには向いてない、と心底思った。
まぁなるつもりも毛頭ないけれど。
水割りを飲み、会話が途切れた時、彼女が傍に置いた小さなバッグから名刺入れを取り出す。それを開け、半透明の紙の小さな包みを取り出した。
「武井さん…」
そっと僕の手を取り、それを握らされる。
週末、まんじりともせず過ごす。
彼女は家で箱を開けただろうか。
開けもせずにゴミ箱行きになっていたら居た堪れないな…と思いながら、月曜日、気になって店に行く。
いつも通り、彼女を指名して待った。
いつもの営業スマイルからは、結果を伺うことが出来ない。
さすがプロだ。
一方僕はもう胃が痛くてしょうがない。
僕はギャンブラーには向いてない、と心底思った。
まぁなるつもりも毛頭ないけれど。
水割りを飲み、会話が途切れた時、彼女が傍に置いた小さなバッグから名刺入れを取り出す。それを開け、半透明の紙の小さな包みを取り出した。
「武井さん…」
そっと僕の手を取り、それを握らされる。