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はじめの一歩
第5章 Piece of memory ー記憶の欠片ー
そんな冬。
同期のゆっこちゃんに連休、ボードに行こう!と誘われる。
何でも、彼氏に連休の予定を聞いたら、友達とボードに行くから会えない、と言われたのだそうで。浮気を疑ったゆっこちゃんは私も行く!と食いさがったらしいのだけど、初心者は連れて行けない、とバッサリ切られたのだそうだ。
…まぁ、彼氏の言い分も解らなくはない。初心者、特にゆっこちゃんみたいな、本気で上達したい!のじゃないコを連れて行くと、結局お守りになってしまって自分が楽しめないから。
それも彼女じゃ邪険にできないだろうし、連れて行って目を離した時に事故でもあったら大変だもの。
「私は彼が嘘ついてないかどうか確かめたいだけなんだけど、1人で行くの不安なの。瞳ちゃんボードできるんでしょ⁉︎ 付き合って、お願い!」
と手を合わせられたら断れない。
同期のゆっこちゃんに連休、ボードに行こう!と誘われる。
何でも、彼氏に連休の予定を聞いたら、友達とボードに行くから会えない、と言われたのだそうで。浮気を疑ったゆっこちゃんは私も行く!と食いさがったらしいのだけど、初心者は連れて行けない、とバッサリ切られたのだそうだ。
…まぁ、彼氏の言い分も解らなくはない。初心者、特にゆっこちゃんみたいな、本気で上達したい!のじゃないコを連れて行くと、結局お守りになってしまって自分が楽しめないから。
それも彼女じゃ邪険にできないだろうし、連れて行って目を離した時に事故でもあったら大変だもの。
「私は彼が嘘ついてないかどうか確かめたいだけなんだけど、1人で行くの不安なの。瞳ちゃんボードできるんでしょ⁉︎ 付き合って、お願い!」
と手を合わせられたら断れない。