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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第10章 クリスマスなんて…☆【葵】




「フ、ぁ…ッ……、葵く…ケーキぃ…」

「…ん?黙って…」


それから間もなくオレの唇に翻弄されて立てなくなってしまった彼女を、オレは抱き上げてシンクの上に座らせた。

そしてまた深く唇を重ねて、彼女の手首を押さえたまま首すじから胸元を流れるクリームを舐めとる。


「…ンっ…、ァ…ンっ──」


熱に浮かされて、虚ろに揺れる彼女の瞳がオレだけを映しだす。その瞳は決まってオレ情欲を衝動的に激しいものへと駆り立てるものだ。

オレはたまらなくその瞳を甘く泣かせなくなって、ワンピースのファスナーを下にずらしながら大好きな彼女の鎖骨に唇を押し当てた。


「ッぅ…やっ、んアァ!!」


途端、ゾクリと身震いをした彼女の暴れた腕が、たっぷりと生クリームの入ったボールをひっくり返した。

溢れたボールの中身はそこらじゅうに弾け飛び、

お約束というかのようにそれは…

彼女の太股からその奥をドロリと白く濡らしてしまう。


「…あーあ、ちーちゃんったらイケナイんだ」

「ッ…、ぅ」


…まったくホントにね


こんな…

頬を上気させて

熱い吐息を吐きながら

涙目でオレを見上げて…

偶然のハプニングとはいえ、こんないやらしい格好でカラダじゅうから甘ったるい匂いを放つちーちゃんを

そんな姿の彼女を当然のことながら、このオレが黙って放っておくことなんてできるわけもなくて…





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