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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第11章 クリスマスなんて…☆【渚】
「なぁ…返事は?」
なのに、その"唯一のひとり"である帳本人、もといオレの"今まで"を完全に覆しやがったコイツときたら…
「ぃ…やっ!!」
そんな事情は全然知りませんって顔しやがって、オレがお前を傍に置いて離さない意味なんてまったくわかってねぇだろ。
ったく、ホントに困ったオンナだな…
「おい…できないなら、いっそベッドからすら出れなくするぞ…」
「ッ…ヒャ…ぁあ──!!」
「その声は肯定にするからな」
こんな風に苛め甲斐があって、
「なぁ、千隼…」
「ハァ……渚く…ンっ」
それでいてどうしても手をやきたくなるから…
「……生意気なこと言って塞がれたい悪い口はどれだ?」
ホントにどうしようもね
ぇ…
ッ…!!?
─ビターンっ!!
な………
「ッ…──!!?」
…んだこれ…ッ…
「もうッ…──、
渚くんなんて知らないからっ…!!」
あ……
あぁ…そうか…
そうだよな…
──今朝の目覚めは最悪だった。