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第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅤ♡

「…なぁ、おい、聞いてるか」

「もちろん」

「だったら……」

「ねぇ、そういえば葵もこっちに来てるって話じゃない」


いや、だからっ!!


…って、その話は。。。


「だからなん…」

「千隼ちゃんと一緒に、ね!?」

「…っ、っ、っ…!!」


医者の癖に、人の傷口に塩たっぷりも甚だしいんだけど。


「なーんか楽しそうに、わざわざ電話なんかくれちゃってねー…」


"楽しい"？

…は？誰が…？


「で聞けば、結果的にアンタたちこっちに揃って全員大集合なんだって？まーったく、ホントにどれだけ仲いいんだか…」


"仲がいい"？

……いやいやいやいや、少なくともオレと渚さんは…


「……なのに、ね？」

「…!?」

「ボッチくん？」


………っ!!!!!


「っせぇー!!!」


やっぱ話聞く前に空気を読め────!!


「…ねーぇ、見るからに時間もて余してるのにどうしてひとりなのかしらぁ？ハブられてる？仲間外れ？」

「…ほっとけよ。オレは仕事で…」


…はい、毒のついたメスで傷口グサリ。


「助手席に乗るはずのコはどこに行っちゃったの？」

「っ……」


っていうか、コイツ……