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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第17章 ちーちゃんの夏休み♡partⅧ♡
……でも待てよ。
ショッピング…!?
「………」
─ハッ!?
そもそもそれっていったい"誰と"を前提にしての話なんだろうか。
さっきからこのドッキリオトコに翻弄されてばっかりで、なんの解決もしてないんですけど!!
雅くん?
葵くんたち?
それともまさかの 4人で仲良くとか?
…いやいやいや、ないないない。きのうから今日の流れで、そんなわけはなかろうて。
仮にもしそうだったら、あのふたりをここから追い出したりなんかしてないはず。
みんな仲良く♪なんてほぼ確実にあり得ない。いくらなんでもそのくらいはアタシにだってわかることだ。
「……………」
…だったら誰が?
「…髪絡まるからな、そのままだぞ」
それってやっぱり…
"すっげぇ逢いたかった"
…雅くん…が…?
"時間作ったに決まってんだろ"
つまり…
「……ええぇっ!?」
─つまりどういうこと?
「…あ?…急になんだよ。オレは一刻も早くこの服脱がせてぇんだけど」
「だってだってだって!!」
「…んだよその顔」
「だからっ…!!」
「すげぇ不細工」
「──ぶッ!!?」
「…、冗談だって」
そうもこうもしているうちに、絶賛百面相から吹き出したアタシの背中から
探り当てたワンピースのファスナーに手をかける雅くん。