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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第17章 ちーちゃんの夏休み♡partⅧ♡
…数十分後──。
「おい、ちぃお前…」
「っ、………はひ…」
アタシは…
「なっさけねぇな…」
アタシは…
「まだ歩けねぇのかよ」
「………ッ!!だ、誰のせいだと思ってるの!!」
隣からまるでなにもなかったかのような顔でため息を溢すとんでもないオトコを涙目で睨んでいた。
え、なにが起きたかって?
そりゃ知っての通り…
「お前が気持ちよくなってたせいだろ」
「ッ…っ、雅くんがそれ言わないでよぉっ!!」
ぜんぶこのオトコのせいなんだ。
にも関わらずだよ!?
「ったく、そんな潤んだ目で睨んだって、なんの迫力もねぇんだよ」
─ツン♪
「~~~~~!!」
って、いったい絶対なんなんだぁ~~!!
アタシがしがみつかずには立つこともままならないって非常事態なのに、そんなねぇ…
いかにも満足って上機嫌な顔でデコツンするなぁ~~~!!
…あれから宣言通り。
雅くんの容赦ないキス責めにいとも簡単に腰を砕かれてしまったアタシは、立てない、歩けない、動けない…の情けない状態でフィッティングルームから引摺りだされた。
それからすぐ、涼しい顔でサインを済ませた雅くんが"行くぞ"って……
…うぇぇえ!!!?
そこで今日一の悲鳴がアタシの口から飛び出すことになる。