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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第19章 秋の夜長に…♡





「ごめんなさい、アタシっ…!!待ってたはずが寝ちゃって…!!」


開口一番、ようやく会うことのできた彼に向かってそう頭を下げる。

言い訳はしたくないけれど事実は事実。ありのままを素直に吐露するほか、自分にするべきことはないと思ったからだ。

するとカラダを起こした雅くんは…


「知ってる…」


へ…!?

知って…っ、ええっ!?

驚きに目を丸くするアタシに構わず、いいから座れば?と手を引いてきて…


「知ってたって…っわ!!」


─バサッ…!!


尻餅でもつくかのように彼の隣に腰を下ろせば、広げたブランケットごとアタシのカラダをその腕でふんわりと包み込む。


「そんな格好じゃいくらなんでも冷えるぞ」

「え、あ、これはそのッ…、い、急いでて…」


ななな、なんだこれ…

い、いくらなんでも心臓に悪すぎるというか!!

目を覚まして顔面蒼白から心臓破りの猛ダッシュに(これは自業自得だけど)

びっくりしてる真っ只中にこんな…





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