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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第19章 秋の夜長に…♡
すると雅くんは軽く笑って…
「あまりにもこっちにこねぇから、お前の部屋に行ったんだけどな」
「あ、ぅ…え!?」
そうだったのか…
「寝顔だけ見てそっとしといた」
「ふにっ…!!」
片方の頬を指先で軽くつまむと、空いた方の頬へ唇で触れてくる。
そして柔らかな感触にチュッ…と甘酸っぱい音を重ねると、アタシの真っ赤になった耳やら顔やらそこらじゅうにキスを落とし始める雅くん。
「っん…、起こしてくれたら、よかったのに…」
「ん?一応起こした。でもびくともしねぇし、あんまりにも気持ちよさそうな顔してたからな」
うわ…。
案の定だけどまさかの爆睡とは(汗)
「…よだれ垂らすほどにな」
「ひっ!!?」
…しかも最悪だし(涙)
「バーカ、冗談だよ」
「………」
あぁぁ…(泣)
明らかにされる自分のお粗末さ加減に思わず肩を落とす。プールサイドに穴があったら今すぐ逃げ出して入りたいくらいだ。