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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第19章 秋の夜長に…♡





「なぁ…アイツになにしてくれてんだ、お前は………」


ッ─ゾゾゾゾゾ…!!

なにを隠そう、その正体はアタシのすぐ後方に漂うこの世の終焉を思わせる混沌としたダークオーラ。

恐る恐る振り返ればそこには、椅子を蹴り倒され床に尻餅をついた雅くんを威圧的に見下ろす魔王の姿がある。

あぁぁ……神様、仏様、魔王ぁ~(涙)

どうかその怒りをお鎮めくださいぃぃ…

そうです。そうなんです。

仁王立ちでご立腹されていますのは他の誰でもごさいません、渚くんでありまして…


「だーかーら、悪いと思ってるから責任もって今日1日アイツのことみてるっつってんだろ。
熱が出たら医者に連れてくし、ちゃんと栄養とらせて薬飲ませて大人しくさせときゃそんでいいだろうが!!

それのなにが不満だ?朝から柄にもなくカリカリしてんじゃねーよ!!」

「黙れ、雅。なにが不満?…フン、その全部に決まってんだろうが。お前が看病?笑わせるな…力不足だ、降りろ」

「はぁ?それバカにしてんのか?さっきから聞いてりゃ意味のわかんねーこと言いやがって」

「フン、むしろそのままなにも知るんじゃねぇよ…」

「ぁあ!?」


えぇと、これはなんと言いますか…






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