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他人の妻、親友の夫
第10章 自分の妻、自分の夫
「理依さんは嫌がってたじゃないっ! 嫌がる人を犯すのはレイプだからっ!」

秋彦から目を逸らし、俯く理依の方に訴えた。
同意を求めてられていると分かっているだろうが、理依は頭を起こすことはなかった。
志步にだって分かっている。
途中から先輩が望んでいたことくらい。
それでも夫の行為を非難したかった。

「落ち着けよ、志步」
「触らないでっ!」

怒りの矛先をどこに向けていいのか、分からない。
自分だけが熱くなっているみたいで引っ込みがつかず、余計に怒りが増長されていく。

「どうして視られたくなかったの、理依さん?」

怒りに震える志步の隣で秋彦が静かに問い掛けた。
理依は芽吹く種を高速で撮影した映像のようにゆっくりと頭を上げる。

怯えたような妻を包むような夫の眼差し。
千田夫妻の様子を海晴と志步は固唾を飲んで見守った。
何も語らずとも二人の意思は通じ合ってるようだった。


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