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他人の妻、親友の夫
第10章 自分の妻、自分の夫
「海晴さんは私の勃起不全を治したくて協力してくれただけだ。それに比べてお前は自分だけが快楽を味わいたくて親友の夫に盛りついてる」
「も、申し訳ありませんっ」

謝ると更に興奮が冴えた。

「謝るということは反省したってことか? だったらなかったことにしてやる。さっさと帰って旦那のちんぽでも挿れてもらえ」
「嫌です」

秋彦の目を見詰めながら服を脱いでいく。彼は冷たい視線を向けたまま動かなかった。

「もう一度私を狂わせて下さい」

一糸纏わぬ姿になって脚を開く。

「安心しろ。私が何かしなくても君は充分狂っている」
「おちんちんは貰えなくてもいいですからっ。苛めて下さいっ」

演技というのは嘘ではなくて、その気持ちになりきること。その覚悟の違いがプロとアマチュアの違いなんだと感じた。
今、志步は本心から秋彦に弄られたかった。

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