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他人の妻、親友の夫
第10章 自分の妻、自分の夫
理性のたがが外れかけた時、先ほど観せられた海晴と理依の映像の最後を思い出す。
「ああ、ごめんなさいっ」そう言って理依は果てた。
あの時の彼女の気持ちが、今の志步には痛いほど分かる。
夫ではない男に本気でイカされる切なさと悔しさと罪悪感。
それを想った時、口に出るのは謝罪しかなかった。
「海晴、ごめんっ……ううっ……」
甘痺れが脊髄を貫いた。
苦痛に感じるほどの快楽から逃れたくて、脳が限界の信号を送った絶頂だった。
「あああっ……」
ふくらはぎが攣りそうだったが、身体を曲線にしならせる。
力みすぎた圧に負け、綿棒がぽろりと零れ落ちた。
それでも秋彦は彼女の身体を突く。
ミントの刺激は止まってはくれない。
正気を逸した志步は横に倒れ、胎児のように丸くなった。
ぼんやりとした意識の中、目の前に秋彦が立つ。
彼の腰元には血管を浮き出すほどに腫れ上がった強張りが天を仰いでいた。
「ああ、ごめんなさいっ」そう言って理依は果てた。
あの時の彼女の気持ちが、今の志步には痛いほど分かる。
夫ではない男に本気でイカされる切なさと悔しさと罪悪感。
それを想った時、口に出るのは謝罪しかなかった。
「海晴、ごめんっ……ううっ……」
甘痺れが脊髄を貫いた。
苦痛に感じるほどの快楽から逃れたくて、脳が限界の信号を送った絶頂だった。
「あああっ……」
ふくらはぎが攣りそうだったが、身体を曲線にしならせる。
力みすぎた圧に負け、綿棒がぽろりと零れ落ちた。
それでも秋彦は彼女の身体を突く。
ミントの刺激は止まってはくれない。
正気を逸した志步は横に倒れ、胎児のように丸くなった。
ぼんやりとした意識の中、目の前に秋彦が立つ。
彼の腰元には血管を浮き出すほどに腫れ上がった強張りが天を仰いでいた。