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他人の妻、親友の夫
第6章 超える一線
「そんなの駄目!! せっかく外湯パスポートあるんだから全部制覇しなくっちゃ!!」
「全部っ!? マジかよ……七個もあるんだろ?」
想像しただけでのぼせてしまいそうだった。
「もったいないでしょ、せっかく来たのに」
妻は純粋に温泉を楽しみにしているようだった。
『こいつ、本気で緊張してないのか……? それとも……』
不審に似た嫉妬心が海晴の心に黒く広がる。
今回の温泉旅行は千田夫妻と共に来ていた。それはもちろん、前回の河原でのキャンプ同様に夫婦交換を兼ねてのものだった。
今回提案してきたのは千田夫妻の妻、理依だ。
一度で終わるとは思っていなかったとはいえ、慎ましい容姿の彼女から切り出されるとは思っていなかった。
「全部っ!? マジかよ……七個もあるんだろ?」
想像しただけでのぼせてしまいそうだった。
「もったいないでしょ、せっかく来たのに」
妻は純粋に温泉を楽しみにしているようだった。
『こいつ、本気で緊張してないのか……? それとも……』
不審に似た嫉妬心が海晴の心に黒く広がる。
今回の温泉旅行は千田夫妻と共に来ていた。それはもちろん、前回の河原でのキャンプ同様に夫婦交換を兼ねてのものだった。
今回提案してきたのは千田夫妻の妻、理依だ。
一度で終わるとは思っていなかったとはいえ、慎ましい容姿の彼女から切り出されるとは思っていなかった。