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よくある恋愛モノ 〜おあずけ〜
第8章 オレもキミが好きってことだよ



「ねぇ、そろそろ真面目にやったら?」



美和がいつになく……いや、いつも以上に厳しい言い方をするのにはわけがあった



「えー……新年早々あれだが、おまえらももうすぐ受験生だ。一年後にはセンター試験もある。

いつまでも浮かれていないように」



そうなのだ

現高三の受験が目の前に迫り、美和たちも気を引き締めて然る時期にきていた

だが、この男は−−−



「そういうのは俺に勝ってから言え」



上から目線で笑って言うその視線の先には、冬季課題テストの成績優秀者が張り出されていた

相変わらずトップを取り続ける凪と、あと一歩及ばない美和



「いつか……後悔するよ」



半分心配、半分怒りを覚えながら忠告する



「肝に銘じとく」



全く信憑性のない言葉で、凪は美和をのらりくらりとかわしていく

そんなことがずっと続いていた







冬に学校行事はない

だが、愛に飢えた青少年には重大なイベントが残っていた



“時間が過ぎるのって早いなぁ”



あのびしょ濡れデートから早一年

再びバレンタインデーが迫っていた



“なんか……ちょっとあげたくない気分”



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