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よくある恋愛モノ 〜おあずけ〜
第9章 身も心も一つに−−−
その甘い香りに誘われて、蜜蜂は花を訪れる−−−
「えっ、それはだめっ……ヒゥ!」
ペロッ
蜂はもっと蜜をと蕾を突く
凪の舌に誘われ、美和は少しずつ女の悦びを感じだした
“何……この感覚……”
「アンッ」
凪に蕾を吸われ、美和の身体は一際大きく跳ねた
「凪……もうやめてっ……なんか変なの!」
美和の訴えに凪は彼女の絶頂が近いことを知る
「大丈夫だ」
そう声をかけるが、美和は嫌々と凪を引き離そうとした
「そうじゃなくて……遠い…よっ」
ピタッ
「何故? 俺はこんなに傍にいるだろ」
違う、と美和は首を振った
「こんな一方的なの……怖いよ……」
私ばかりが責められて。
私ばかりが貴方を感じて。
「“二人”でいたい……」
「……ああ、そういうことか」
チュッ…
再びキスをし舌を絡めると、美和は安心したように力を抜いた
「ンッ!?」
すかさず凪の指が蕾を開こうと激しく触れる
「ン……アッ」
“だめ……また…さっきの……!”
改めて熱を持った身体はもう止められない