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よくある恋愛モノ 〜おあずけ〜
第4章 素晴らしかったわ
“あれが何かは……想像がつく”
分かってはいてもまともに抵抗もできないまま、彼女の舌は再び彼の口内を蹂躙する
「きっとあなたは何人もの女を拒絶してきたんでしょうね。
でも私には抵抗できない。当然よ、私が欲しいのはあなたの身体……心には興味がないもの。
むしろ私を憎みながら求めてしまう男は最高のご馳走……」
“気持ち悪いことをつらつらと……”
ゆかりのように頭も良く、それでいて単純明快な目的を持つ女には会ったことがない
だからこそ今、ゆかりの言葉通りのことが起こっていた
彼女を嫌悪する気持ちと、抑えきれない欲望が凪の中で同時に膨れ上がってゆく
「さぁ、本能に身を任せて……」
媚薬の効果は絶大だった
なんなくズボンを脱がせると、彼のモノに口づけするゆかり
「いいわ…期待通り……いえ、期待以上かしら」
激しく彼の欲望を表すそれは、彼女の手によって愛される
「ア…ゥッ……」
いつもの強さはどこへ行ったのか
いや、その強さも含めて全てが彼のその一点に集中しているようだった
「彼女……美和ちゃんのためにも、凪くんには男になってもらいたいのよ」