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よくある恋愛モノ 〜おあずけ〜
第4章 素晴らしかったわ
“美和”という言葉に凪と、そして彼自身の分身が反応する
沸き上がってくる自責の念
ゆかりが彼のモノをすりあげる度に、その思いが更なる快感を呼ぶ
いつしか凪は、目の前の女性を美和に置き換えていた
チュル……
彼女が自分のモノを口に含んだ瞬間、ただ一度彼に嫌悪感が走った
“美和はそんなこと……っ”
しかしそれもすぐに快楽の海に沈む
「凪く……っ」
目を開ければ、自分を呼びながら繋がってゆく女の姿
「美和……ッア…」
凪も彼女の名を呼び返す
「アァ…ンッ……」
“別の女の名前を呼ばれるのも…悪くないわ……”
「ご褒美よ」
小さく呟き、彼女が与えたもの
それは−−−
「なぎさっ……アァッ……」
彼の愛しい者になりきること
“彼女の夢を見ながら乱れなさい”
「美和……み…っ」
ご褒美を与えられた男は悦びを顕にする
繋がったまま彼女の上になると、ゆっくりと腰を振った
「ハァァ…ン」
“この子……本当に初めて!?”
てっきり欲望のままに激しい交わりを見せると思っていたゆかりは、彼の動きに目を見張る
こんな状態になっても、愛する彼女を忘れない
独り善がりにならないセックスに、いつの間にかゆかりの方が夢中になっていた