この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
よくある恋愛モノ 〜おあずけ〜
第6章 そして甘い口づけを



こんな時までわがままな弟に陸は目を回す



「お酒も媚薬も、出して抜くしかないだろ。

だいたい、お前がゆかりさんに騙されたのが悪いんだぞ」

「お前に言われる筋合いはない」



あらら、と陸は困った顔をした



「結構聞いてたんだね」



とにかく早く飲めと凪を急かす



「……フゥ」



一気に水を飲み干すと、凪は視線を落とした



「もう美和に会えねぇな……」



ペチッ



「ぁ?」



そんな凪の頬を陸は両手で挟んだ



「それは逃げだろ。美和ちゃんに謝れよ」

「許してもらえるわけないだろ」



陸の手を振り払い沈んだ声で言った



「それを決めるのは美和ちゃんだよ。お前には謝る義務がある。彼女にその決定権を与える義務が」



陸は凪の顔を掴んで無理やり自分の方へ向けた



「大切な人なら、喪いたくないならなおさら」



普段の彼からは想像も出来ないような気迫

凪は思わずこくこくと二回頷いた



フッ…



陸は軽く微笑むと、凪の頭をポンと叩いた



「大丈夫だ、お前は許してもらえるよ」



美和ちゃんは優しいからな



「……?」



/126ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ