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ペットハーレム
第1章 はじまり

『・・・お前、俺の女になれ』
一人暮らし中のアパートの前に、突然現れた高級車。
その車から降り、会社へ通勤しようとしていた私の前に立ち塞がると、雅はそう言って私を無理矢理車へ押し込んだ。
真っ黒のスーツ姿に、すらっと高い背、整った顔、無愛想な表情。
一番目を引くのは、真っ赤な髪。
・・・こんなイケメン、知り合いにいない。
そう思いながら後部座席で抵抗するも、雅から呆気なく阻止される。
『暴れんな。・・・良いか? 俺の命令は絶対だ。いう事聞け、愛未』
その言葉と、隣から伸ばされた手に寄って後ろ手に手錠を掛けられた私は、呆然とするしかなかった。
『どうして私の名前を・・・』

