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ペットハーレム
第1章 はじまり

そんな私を見て、堪えられないようにククッと笑う表情は、何となく見覚えがあるような気もする。
けれど、思い出す前にその理由を語り出す雅。
『好きな女の名前を忘れるかよ』
『・・・好き? って・・・?』
『言ったろ? 絶対お前を手に入れるって』
『手に入れる・・・? あなた、何言ってるの?』
全く身に覚えのない事を言われ、更に混乱する私の頭。
こんな奴からそんな事を言われたことなんてないし、それに私は男と初対面・・・
まさかこの時の私の反応が、雅のプライドを傷付けているとも知る由もなく、驚きや戸惑いを顔に出す。

