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第1章 祥悟と沙織のバレンタイン

そして…もう一つのプレゼント。

自分が提案したとはいえ、チョコシロッププレイを熱望する祥悟くんの為に、下着も購入した。

機能性など全く無視した、当て布の小さな三角ブラ。
ワイヤーもなく、胸を支えるという働きはしてくれない。ただ乳首を隠しているに過ぎない。

全体がレースとフリルなので、白やピンクは甘すぎ、恥ずかしすぎる。でも黒や紫は、いやらしすぎて選べなかった。ギリギリ手に取れたのは、グレー。

下はお揃いの紐パン。初めての挑戦だった。

引かれるかな…

でも、どうせエッチなプレイをするならこれくらい行っちゃえ‼︎と勢いで黒のガーターベルトと吊るすタイプのストッキングも購入した。

買うときはテンションが上がっていたし、勢いもあった。
ディスプレイのマネキンが同じセットをつけてたけど、そんなにいやらしくも見えなかったし…

ただ、改めて姿見の前でフルセット着けてみると、あまりの大胆さに心が折れそうになる。

やっぱりいつもの可愛い感じのが良かったかも…
と思いながら、今日着けずしていつ着ける？
という気もするし、お値段も、そこそこしたのでお目見えせずにお蔵入りというのも忍び難い。