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St.valentine
第1章 祥悟と沙織のバレンタイン
はぁ、はぁ、と荒い息をしながらぎゅうっと後ろから抱き締めてくれる。

ブラはズレてるけど、まだ引っかかってて、ショーツも片方しか紐を外してないから片足の膝のあたりにまだ居る。

「この下着姿…写真撮っていい?」

「ダメよ!何考えてるの?」

涙目で拒む。

「まさかこんなサービスしてくれるなんて思っても見なかったから…興奮して…我慢出来なかったけど…夜のお供に是非。」

「誰かに見られたらどうするの⁉︎それに夜のお供って…‼︎私のこと考えながら1人で?」

「え?他の誰か考えてスルよりいいでしょ?俺は2年前からずっと沙織ちゃんだけど?」

…う。
そりゃ、私だって祥悟くんのこと考えながら1人でしたけど…でも今なんて週一で実際に出来るのに?

「一緒に住んでたらもっとできるだろうけど、週一なんかじゃ足りないよ。溜まるもん。それに、彼女と実際にするのと、1人でするのは別モノっていうか…とにかく、男はみんなするコトだよ。」

そうなの⁉︎

私のこと想像しながら祥悟くんが1人で…
考えるとなんか恥ずかしい。
でも、それとコレは別‼︎

でも、男のヒトがどんな事をするのか、全く興味がないと言えば、それもウソで。
ここでちょっとした意地悪を思いつく。
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