この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
くちづけを待ってる
第1章 読み切り短編

やがて彼は、デスクの上で股間を広げてグッタリしているわたしの前に立つと、もう一度、顎に指を当て、うつむいた顔をあげさせる。

こころの底から、いとおしい顔。

あなたの顔を見上げて、うなづくのが精一杯…。

なぜか、涙腺がひしひしと熱くなって、口にしなくても、気持ちは伝わる。

彼は、自分のものを手にとって、腰を寄せて。。

すっかり濡れそぼった、わたしの割れ目に添える。

硬い先端がそこに当たり、わたしの花びらが、やさしくそれを迎え入れる。

ぁん…。

入ってくる…。

固くて、愛おしい、彼自身が。

あぁぁっ。

き、気持ちいい…。

何も考えられない。



自由になったお口に、彼の唇が近づいてくる。

わたしは舌を差し出す。

どうか、舌をからめて下さい…。

どうか、くちびるを寄せてください…。

とても切ない願い。

そしてわたしたちは、性器を寄せ合って、快感をシェアしあいながら、たがいの唇を合わせて、言葉を失くする。



わたしたちの間には、もう、なにもない。

あやふやで頼りがいのない言葉などうち捨てて。

わたしたちは、とっくりとくちづけしあう。

心の底まで互いに明け渡して。



わたしたちを隔てるものなど、もう、なにひとつない。

なにひとつとして、ありはしない。



/7ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ