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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第7章 密室のパワープレイ、淫肉は愛でられるほど締まりを増して
跳ね返される弾道をあらかじめ読んでいた雪希が、いち早くパックの前へと滑り出る。
「……撃たせるかっ!」
雪希についていた冬馬がシュートコースを塞ぎに入る。
「……こっちだよ」
「なにっ!?」
あらぬ方向から突然声がして、虚を突かれた冬馬が振り向くと、そこには涼しい顔をした優がニッコリと微笑んでいた。
「……なあんちゃって!」
(しまった、フェイクか!)
ただの搖動だったと気づく冬馬。だがその一瞬が命とりとなる。
「えいぃっ!」
気合一閃、冬馬の股を抜いて雪希のショットが炸裂した。
冬馬が叫ぶ。
「まずいっ……キーパー!」
錯綜する選手たちの体の間を縫って、ふっ飛んでゆくパック。そしてその軌道を隠すようにして羅依が氷裂のキーパーの前を横切る。
「……み、見えねぇっ!」
絶妙のシュート・ブラインディング(目隠し)。羅依の巨体はパワーだけのためにあるのではなかった。視界を遮られたキーパーが狼狽える。
ズシャアッ!
突き刺さったパックがネットを揺らす。瞬く間の見事な先制点だった。