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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第7章 密室のパワープレイ、淫肉は愛でられるほど締まりを増して
再び中央のフェイスオフ・スポットの円の中に戻ると、その冬馬が雪希に爽やかに語りかけて来た。
「さすがですね……チームとしての連携、僕らはまだまだだから勉強になります」
たとえ練習試合とはいえ、得点されて悔しくないのだろうか?
高校生離れした大人な態度だ。
(それとも、ただのポーカーフェイスなのかしら?)
ちょっと不思議に思った雪希は、カマをかけてみることにした。
「……勝つ気がないわけじゃないわよね?」
その言葉に冬馬が一瞬、眉をピクリとせる。
(あれっ! 何か変な反応……もしかして本当に……?)
「ハッハッハ! 胸をお借りするつもりで臨んでいるので……でも確かに、戦う姿勢としては消極的な発言でしたね!」
(うーん……掴み所がないというか、煮ても焼いても食えない感じというか……)
腹の内が読めない。どうも冬馬は、真っ直ぐな性格の自分にはとっつきにくい。どちらかというと、知略派の優と相性が良さそうだ。
そんな些細なプロファイリングに雪希が気を取られている隙に、冬馬がチラリと鬼岳に目をやる。鬼岳もまた意味ありげなアイ・コンタクトを素早く返す。
(冬馬……そうだ。まだだ……もう少し時間を稼ぐんだ。点なんぞいくらくれてやってもかまわんぞ!)