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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第7章 密室のパワープレイ、淫肉は愛でられるほど締まりを増して
「仕掛けどき」まではノラリクラリと、という指示で、他の連中はその通りにゃっていたが、彼だけはそうはいっていなかった。そんな半端で太刀打ちできる相手ではないのだ。松島は焦りの色を浮かべて鬼岳を見る。気づいた鬼岳が首を小さく縦に振る。
ゴーサインだ。まずはこの大女から血祭に上げるのだ。
「このまま羅依を起点に責め続けるのが良さそうね……」
雪希は小声で独り言を呟いた。
こちらが攻めあぐねるシーンが多くなりつつあるが、氷裂高校も徐々に調子を上げて来ているということだろう。できるだけ有利なポイントで勝負だ。
(いや……違うな。どうも彼らは最初から本気を出していない……体力を温存する作戦じゃないのか。こちらのスタミナが不足し始めているだけだ)
雪希とは違った角度で試合展開を分析していた戦術家の優が、そのことを伝えようとしたとき、主審の鬼岳が、氷裂のディフェンダーの一人にすれ違いざまに何かを渡した。
「おいっ! なんだそれは……!」
見咎めて注意しようとした瞬間、
「うわあっ!」
そのディフェンダーにズドンと体全体でぶつかられ、羅依が派手にリンクに転倒する。
「ボーディング!」
鬼岳がディフェンダーに対して反則をコールする。
「羅依! 大丈夫?」