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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第8章 氷上の女薙刀士の敗北、許されざるディープキス
にゅちゅりと滑る軟からな肉。それが歯列を越えて、唾液を零しながら咲良の舌の腹をなぞり出す。
(し、舌……! う、嘘ですわっ……ア、アアンッ! こんなキスのやり方があるなんてっ!)
育ちの良さが出てしまった。先ほどのやりとりを聞いていても、咲良には「ベロチュウ」が正確には何を意味しているのかわかっていなかったのだ。かろうじて「チュウ」の部分が理解できただけだった。
そして、まさしく未知との遭遇となったキョージの舌に抱き起こされて、されるがままに翻弄される咲良の舌。
じゅる……るるっ……ちゅくっ……
(いやっ……いやらしい……です……わ……肉と、肉が……私の口の中で絡み合って……う、うっ……ううう……)
音が、頭蓋の中から聞こえるのだ。淫らな音が。
脳を這うような、その啜り合いの水音に頭がクラクラし始める。そうだ。口を塞がれる続けて呼吸ができていないのだ。
(ああっ……く、苦しいっ……これが……キス)
しかし、苦しいばかりではなかった。甘い味のする唾液に媒介されてお互いの粘膜が接着し、繋がってひとつになる感覚。はじめて知る異性と一体化、性という磁極の反対側に咲良の女の極が引き寄せられていく。
「ンッ……ふ、むっ……ぉ……ンンッ……あ、うっ……」