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第8章 氷上の女薙刀士の敗北、許されざるディープキス

「下は……自分で脱げよな……」

「あ……は、はい……」

　穏やかな声の調子つり込まれるようにして返事をしてしまう。
　白の双丘を生まれて男の目の前に晒したまま、咲良はアンダーウェアのショーツの端に指をかける。

（でも……これ、お、降ろしてしまったら……もう後は……）

　男が見たがっているもの、女の秘密の部分。そこを使って何をするかは知っている。

　そして、初めては大切な合いに捧げるべきものだということも。

「あっ……あのっ……」

「早く降ろせよ」

　冷たい言葉。

「違うの……、私、その……初めて……なの」

「フハッ！　処女マンコかよ！」（兄）

「気にすんな、俺も初めてだ！」（弟）

「で、でも……初めては大切な……」

「キョージ、大切にしてやれよ！」（兄）

「咲良ちゃん、俺も大切にしてくれよ！」（弟）

「そうじゃなくて……」

「あー、うっせえなあっ！」

　業を煮やしたキョージが、ズルウッと激しく咲良のショーツを引き下ろした。続いて自分も下を脱ぎ、兄と同じひょろ長いモノを披露する。